葬儀業者の選び方については、人それぞれの予算や価値観、故人の遺志などに大きく左右されますが、ニーズに合うところと契約を結ぶうえで、時間を掛けて下調べをすることが重要となります。新規の顧客への対応が良い業者の中には、地域内で運営をしている家族葬の専用の斎場の見学を受け入れたり、斎場の使い方について分かりやすく説明をしたりしているところが珍しくありません。また、色々な立場の顧客から選ばれている葬式のプランについて、写真や動画を使って紹介している業者もあるため、初めての人も安心して契約を結ぶことが可能です。
訃報を受けて葬儀に参列するときは、マナーを頭に入れておく必要があります。まず、喪服を着用して、故人とのお別れの場にふさわしい服装と身だしなみを意識することが重要なマナーです。そして、斎場に着いてからも細かなマナーを守らなくてはいけません。たとえば、お悔やみの言葉を伝えるときも大切なマナーがあります。お悔やみの言葉は、心を込めて短めに伝えるのが基本です。遺族の方は大切な家族を亡くして悲しみに包まれていますし、精神的に大きなダメージを抱えています。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、これまでと異なる生活様式が求められるようになりました。たとえば、葬儀も十分な感染対策を行いながら、規模を小さくして執り行うケースが増えていると言われています。中でも多くの人に選ばれるようになったスタイルが家族葬です。家族葬は遺族と親族のみが参列するという新しいスタイルで、少ない人数で落ち着いて故人を見送ることができるのが魅力です。他にも、新型コロナウイルスの感染対策として、直葬や一日葬を選ぶ遺族も増えていると言われています。
結婚生活を送るパートナーがいる方や結婚していない状態でも共に生活するパートナーがいるなど、一緒に生活するパートナーのことも考えた終活が必要です。お葬式が必要になったときなど、老後の生活を考えていく中で、準備が不十分だと、パートナーがどう対処すればよいのかわからずに困ってしまうことがあります。トラブルを避けるためにも、しっかりと準備をして、安心感を持ってパートナーとの老後の生活を楽しめるようにすることも大事なポイントです。
近年、注目され始めているのがいわゆるデジタル遺品です。文字通りデジタルな遺品の事であり、パソコンやスマートフォンの内部に保管されたデータ等もまたデジタル遺品の代表的な存在です。近ごろのパソコンやスマホは大容量化が進み、膨大な数のデータが保管可能となりました。撮影した写真や動画が膨大な量、スマホに保管されている事も少なくはありません。趣味や仕事で作成したビジネス関連、クリエイティブ関連のデータがパソコンのハードディスクに大量に保管されている事例もあります。