故人を棺に納める儀式が納棺です。棺に納める前までは布団に寝かせておき、自然な形にしていることが多いです。葬儀の直前に行なうこともありますし、葬儀までに少し期間が空いている場合には先に納めてしまうこともあります。そのほうがご遺体の管理も行ないやすくなります。子どもの場合には棺のサイズも小さくなっており、入れることが出来るものも制限がかかっています。入れたいと考えているものも事前に準備をしておき、もしも入れないほうがよいものがあった場合には、葬儀会社のほうで判断をしてもらうとよいでしょう。
葬儀を行う時は、会場も借りる必要があります。その会場の選択肢も2つあって、民営もしくは公営です。民営でなく、後者の公的な会場を借りている方が多いですが、その理由の1つは備品です。そもそも民営の会場には、備品が十分に揃っていないことがあります。それだけに、自分達で備品を準備しなければなりません。準備するのは手間がかかりますし、費用も高く付いてしまう事も多いです。ですが公的な会場の場合は、必要最低限の遺品はあります。
葬儀のマナーは宗派によって大きな違いがあるため、当日に恥をかかないためにも早い時期から葬儀社のウェブサイトや書籍などを参考にして役立つ知識を身に付けることが大切です。例えば、多種多様な葬儀のコースを扱っている葬儀業者においては、ネット上で一般向けに葬儀の際の服装や挨拶の仕方について詳しく紹介しているところもあり、時間的な余裕があれば信頼できる業者の情報を参考にすることがおすすめです。また、お香典の金額や受付での封筒の渡し方については、葬儀に参列をする機会が少ない人にとって分かりづらいこともあります。
葬儀業者は人間のお葬式や法要だけを行うわけではなく、年に1回くらいは人形供養を開催する場合もあります。その人形の供養はあらかじめ新聞広告などの形で地域の人たちに宣伝されます。それで不要な人形があればそこは出してくださいという趣旨となります。なおこれにあたっては無料で開催してくれる場合が多数派です。なんで無料で開催するかというと、1つはそれを宣伝代わりにして、お葬式業者の認知をしてもらうこと、そして顧客を少しでも獲得しようという狙いがあります。
