近年、さまざまな葬儀の形があります。そのため、故人や遺族の希望に合う葬儀を執り行うことができるようになりました。中でも、最近多くの人から選ばれているのが、自宅葬です。自宅葬とは、その名の通り、故人の自宅で執り行う葬儀のことです。大きな魅力は、長期入院をしていて自宅になかなか帰宅することができなかった故人と、思い出がたくさん詰った住み慣れた自宅という場で、ゆっくりお別れの時間を作れることです。かしこまった形式の一般葬とは異なり、故人が生前交流が深かった知人や友人たちと一緒に、思い出話をしながらお別れができるので、とても大切な時間を過ごせます。
葬儀に参列するときは、あらかじめ頭に入れておきたいマナーがたくさんあります。お焼香に関するマナーやお焼香の正しいやり方も頭に入れておけば、いざ自分が最初にお焼香を行うことになったときも慌てることがなくなります。まず、お焼香は、右手の親指と人差し指、中指で抹香をつまんで、軽く頭を下げながら右手を額の高さまで掲げてから、抹香を香炉へ静かに落とすのが基本です。この動作を何回繰り返すかは宗派によって異なりますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
数ある斎場の中でも、エレベーターやスロープ、手すりなどの設備がしっかりと整っているところは、高齢者も不安なく利用できることから、全国各地で人気が高まっています。こうした会場を手配するためには、葬式の内容によって高額な料金の支払いが必要となったり、一週間以上前から予約を取らなければならなかったりすることもあり、スムーズに手続きを済ませることがおすすめです。最近では、高齢者向けの斎場の設備の特徴について、テレビ番組や情報サイトなどで度々紹介されることがあるため、安心して使える会場を見極めるうえで、余裕を持って役立つ情報を仕入れることがポイントです。
大切な家族が亡くなる時は、深夜や夜間、早朝などの時もあるので、24時間365日対応の専門業者がお勧めです。迅速で丁寧な応対なので、納得が行くまで予算に応じた葬儀のプランを選ぶことが出来ます。地元で評判の高い専門業者を選ぶと、接客マナーの丁寧なスタッフが担当してくれます。数多くの葬儀社が存在しますが、自宅から利便性の高い立地の所を選ぶのがお勧めです。高齢者や病人のいるご家庭では、長い間介護をしていた人が多いですが、専門業者のスタッフが様々な雑事を代行してくれるので、遺族や喪主の負担を減らすことが出来ます。