一昔前は亡くなる時のことを考えて準備するのは縁起が悪いこととして避けられる傾向にありましたが、今の時代では最期の時に備えて準備することは珍しくなくなりました。そのことから終活と言う言葉も身近になりましたが、何から手をつけたら良いかわからないという人も多いです。
終活と一口に言ってもあらゆる方法がありますが、その中でも注目しておくべき点となるのが遺言書の作成ではないでしょうか。遺言は一般的には亡くなる前に、残される遺族に宛てて自分の意思を書いておく書類であり、感謝の気持ちを書くだけではありません。
遺産相続や分割では、法的効力を持つ場合もあるので、遺産を巡る醜い争いを防ぐうえで有効な手段の一つとなることから遺言は残しておくべきと言えます。残すものがなければ書いてはいけないというわけではないので、自分の気持ちを伝えるためにも書いておきましょう。
しかし遺言書が原因となり、残された遺族がトラブルになってしまわないためにもきちんと考えて作成しておくべきです。素人が適当に作成しても効力を持たないケースが多く、遺族の精神的な負担になってしまうだけということもあるので弁護士に相談して作成するのも一つの手段です。
