今、自分にもしものことがあったときのために、早くから終活を始める人が増えてきました。中には結婚したと同時に終活を始める人もいるくらい、近年は終活が身近なものになってきています。もちろん、定年退職を迎えてから、自分のこれまでの人生を振り返りつつ、自分らしく残りの人生を生きるために行う人もたくさんいらっしゃいます。
もしも何から始めればいいかわからず迷っているなら、身の回りのものの整理から始めてみるのもよい方法です。私物の整理は、普段の生活の中で使っていないものから行うのが基本です。昔着ていた洋服や以前聴いていたCDなど、今は使っていないものから処分していくとスムーズに作業が進められます。
ただ、昔の愛用品の中には思い出がたくさん詰まっているものもあります。思い出の品はすぐに処分してしまわずに、まずはダンボールに入れて保管しておき、後からゆっくり時間をかけて処分するかどうかを考えれば後悔することがありません。
ちなみに、思い出が詰まっているものを処分するときは、あらかじめ写真を撮影しておけば、捨ててしまっても後から画像で見ることができます。また、身近なものの中にも不要なものはたくさんありますので、時間と気持ちに余裕があるときに一つひとつゆっくりチェックして、処分するかどうかを決めていくとよいでしょう。
